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FASHION

2022.10.1

90s Dream vol.1
『90s(ナインティーズ)』。バブル崩壊後の日本に訪れたサブカルチャー成熟の時代は、今も昔も若者が惹かれる魅惑のコンテンツだ。様々なオリジナルが生まれた90sはファッション、とかくストリートファッションと縁深い。90s Dreamではそんな90年代にフィーチャーしたファッションアイテムを紹介する。紹介したアイテムは東京・池尻大橋のWARDROBE TREATMENT(ワードローブトリートメント)に展示しているので、この機会にぜひご覧いただきたい。 Edit by DETZ MATSUDA
Photo by KOTO SATO
Text by HARUYUKI TANIMOTO STUSSY × KYOKO KOIZUMI STAFF T-SH 90年代のアイドルを語る上で欠かせない人物が、キョンキョンだ。世代代表のアイドルと、これまた90sに欠かせないブランド・STUSSYとの驚愕コラボ。そして、キョンキョンの15枚目のアルバム「N°17」のツアーの際にスタッフが着用していた非売品というのだから希少性は抜群だ。こんなスタッフTシャツを貰えるならタダでお手伝いしてしまいそう。後身にはショーン・ステューシーの名前とキョンキョンへのメッセージが入っている。 HAZE LOGO T-SH SACAIやHUF、GIMMY CHOOとのコラボ、そして2022年北京五輪のアメリカ代表スキーチームのユニフォームデザインで若者も知るところになったエリック・ヘイズ。グラフィティーアーティストとしてのエリック・ヘイズから更新されていないオジさん世代には、これらは驚きのニュースだったのでは無いだろうか。エリック・ヘイズのブランド“HAZE”のこのTシャツは所謂HAZEっぽさが無いところが、良い。“遊び”をアートワークに加えているセンスは現代の感覚にも通ずるところだ。 AFFA KARL RAGLAN T-SH 藤原ヒロシと高橋盾がタッグを組んだブランドがこちら、AFFA(Anarchy Forever Forever Anarchy)。両者のパンクマインドが表現された洋服が多く展開されていたが、こちらも例に漏れない。ど真ん中に鎮座している人物はカール・マルクス。誰しもが耳にしたことのある名前の革命家は、アナーキーシャツに描かれたことがきっかけでパンクを象徴するに至っている。カジュアル色が強いラグランスリーブのTシャツボディとイラストのコントラストが興味を惹く1枚だ。 Disney Souvenir ゆったりなサイズと少しの色褪せがむしろ今っぽさを感じる。これがまさか90年代のものとは誰も思わないだろう。その印象を抱くほど洗練されているデザインには驚きだが、実はポイントがもうひとつある。これはLAのディズニーランドで販売されていたお土産なのだ。サーフィンやスケートに興じるミッキーのイラストがプリントされており、ファッションブランドとのコラボなのかと思いきや、だ。90sの新たな楽しみ方が開ける。 FORTY PERCENT AGAINST RIGHTS Super Model T-SH スーパーモデル。最近聞きなれない名詞だが、90sはスーパーモデルが世界を席巻していた時期と重なる。西山徹がディレクターを務めていたFORTY PERCENT AGAINST RIGHTSはスーパーモデルをモチーフにしたシルクスクリーンTシャツをリリースしていた。これはその中の1枚だ。日本でもよく知られているナオミ・キャンベルやシンディ・クロフォードなどが肩を並べている。当時のカルチャーの一端を覗けるプリントが面白い。 WARDROBE TREATMENT
https://aobadai.wardrobetreatment.jp/ 究極のオーダーメイドクリーニングを実現するコンシェルジュストア。ワードローブトリートメントの旗艦店として目黒区青葉台に2018年4月にオープン。お客様がお持ちのアイテムへの愛着度を理解して、より最適な復元の提案ができるように洋服メンテナンスを熟知したコンシェルジュが直接お話を聞きながらカウンセリングを行うクリーニングストア。お客さまのお洋服1点1点のコンディションに合わせてオリジナルの洗浄工程を提案。日本随一を誇る特殊しみ抜き、それをささえる補色技術が好評を得ていることはもちろん60年以上の歴史を誇るプレスワーク、レザーアイテムのリペアなど各分野のスペシャリストが各工程を担当します。ワードローブトリートメントの洋服メンテナンスのこだわりを是非店頭で体現してください。

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