FEATURE

2021.6.4

The Feature of OUTDOOR GOODS vol.1 P.M.Ken

OUTSTANDINGと親交の深いクリエイターたちが持つ「アウトドアグッズ」に光を当て、その深い魅力を見つめ紹介する特集『The Feature of OUTDOOR GOODS』がスタート。

記念すべき第一回を飾るのは、フォトグラファーのP.M.Ken氏。音楽やファッションなど広い分野のクリエイティブに携わり、東京を代表する写真家として活躍している。

ここでは、そんな同氏が愛用するアウトドアグッズたちをご紹介。『とにかくギミックに弱いんですよね』と話す彼のアイテム、ひいてはアイテムセレクトの審美眼に迫ってみよう。

Text by Nozomu Miura
Photo by Yoshimi Seida

1. VIVAHDE 山のうつわ

『禅宗の修行僧が使っている “応量器(おうりょうき)” という器があって。入れ子状に重ねる仕様になっているのですが、一時期、それをアウトドアアイテムとして使っていたんですよ』と話すP.M.Ken氏。

『うつわを重ねられる、というのは相当便利ですよね。キャンプから持ち帰る際にも、サッと洗ってパッと重ねればコンパクトになって。VIVAHDEの「木のうつわ」も、その要領で使いたいなぁと思い購入しました。木目の表情も可愛らしいし、なんと言っても手ざわりが良いんですよ。「重ねる」というちょっとしたギミック、シンプルながらも男心をくすぐりますね』

 

2. Fimi Palm 2

『こちらは、動画撮影用のジンバルカメラ。Osmo Pocketの旧タイプ・新タイプ、Fimi Palmの旧タイプ・新タイプとそれぞれすべて購入したうえで試した結果、Osmo Pocketは日常のスナップ用として使うことに。そしてこちらの『Fimi Palm 2』はアウトドア用のものとして使うことにしました。こちらのモデルは、広角レンズの視野が広い点と、よりバッテリーの持久力が勝る点がお気に入りです

 

3. GARMIN fēnix 6S Sapphire

GARMINのスマートウォッチラインナップの中で、こちらの『fēnix 6S』は現在ほぼ最高スペックを誇る機種。搭載機能が多く、使い切れていない部分も多々ありますが、地図が内蔵されている点と交通系ICカードを登録して使用できる点、また圧倒的にバッテリーの持ちが良い点が気に入っています。何日もつけっぱなしでいられるのは、本当の意味での “アウトドア用スマートウォッチ” だと思いますね

 

4. wena3+セイコーセカンドダイバー

『セイコーのダイバーウォッチに、機能性をプラスしてみました。こちらの「wena3」は、時計のリストバンドに取り付けるだけで普通の時計(スマートウォッチでないもの)がグッと機能的になる、というシロモノ。結構おもしろいでしょ。僕、こういうのにホント弱いんですよね(笑)』

 

5. NANGA メリノウール インナーシャツ

『ギアものが好きで、普段の日常には必要ないほどのハイスペックアイテムに手が伸びがちな僕ですが、日常づかいできるものを身につけようと思ったことがあって。NANGAのインナーシャツ、いわば “肌着” は、そのうちのひとつです』

『着用時の肌へのストレスがほとんどないんですよね。とってもやわらかな「メリノウール」を使用していて。透湿性・保温性が高く、日々の着用はもちろん、登山の際にもかなり便利です。また肌にやさしいだけでなく、土に還るサスティナブルな素材で地球にもやさしいんですよ。肌着に限らず、可能な限りこういった素材を選ぶようにしています

 

6. Salomon Supercross

『トレイルランニング用のシューズで、あえてホワイトっていうのが面白いですよね。そもそも白いということは、きっとタウンユースを想定してリリースされたのであろう点が面白いと思い購入しました。スニーカーの歴史の中で、バスケットシューズやランニングシューズが徐々にタウンユースのアイテムになっていったのと同じようなことを想像します。トレランシューズのソールは山肌だけでなくコンクリートもとてもよくグリップしてくれるので、まさに “コンクリートジャングル” にも最適ですね

 

P.M.Ken
Photographer

1966年生まれ。1990年フリーのフォトグラファーとして独立。90年代よりPHOTOSHOPを駆使したデジタルによる合成写真を製作。合成によるランドスケープ作品”crosspoint”が国内外で高い評価をうける。一方で自然をこよなく愛しPM登山部を主宰。登山やキャンプなどのアウトドア活動に勤しむ。

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