軍司匡寛

 

LIFESTYLE

2021.7.6

MY SPACE vol.8
自然とミニマルデザインの融合。 アウトドアとモダンライフの境界線。軍司匡寛(ビジュアルアーティスト)
家のお気に入りのスポットを自撮り写真とともに紹介いただくコーナー。今回は、Vol.6で登場いただいた寺田泰さんのご紹介で、NYブルックリン在住のビジュアルアーティスト、軍司匡寛さん。今回は、日本の千葉・佐倉市の自邸に住んでいたころのご自宅を思い出を交えながらの公開。ベースはモダンな雰囲気でありながら木のぬくもりを感じさせる洗練された空間。トライバル柄のファブリック、デザイナーチェア、薪を使った暖炉。アウトドアと都会の融合が自然な形で体現されている。 「いろんな文化を感じたく、10年おきくらいに様々な地域や国を転々として生活しています」という軍司さん。モノが増えないように心がけながらそこでしか手に入らないモノや、掘り出し物のアンティークの家具などを見つけてはインテリアを楽しんでいるそうだ。 Text by ERI KOIZUMI 薪ストーブの前で、火を見ながらお酒を呑むと時間を忘れてしまいます。多分、瞑想をしている時の脳の状態に近いんじゃないかなと思っています。キャンプやBBQへ行く際もずっと火を見ているだけで満足です。この薪ストーブの名前を忘れてましたが、調べたところNestor Martin C43 B-TOPという薪ストーブらしく、シンプルながら使い勝手も良いデザインでした。薪はご近所からいただいていたので、経済的にも良かったです。 日本滞在時は、このスペースをアトリエとして使用していました。今も作り続けているアート作品、Collectivityシリーズを初めて制作したのもここだったので、思い入れがあります。当時毎朝、子規がヘタクソに鳴いていて、だんだんと上手くなっていくのが自分の制作と重なり、良い思い出です。 洗濯を干したり二階から外を眺めたりする場所。天井が低く何度も頭をぶつけましたが、気に入っているスペースです。下の階は、部屋全体がベッドになっていて家族全員で寝ていました。今は、子供が大きくなったのでもう難しいです。 シンクが二つある洗面所からお風呂場への導線です。家族が多いので、シンクが2つあるととても便利です。バスタブの奥行きが広く、完全に横になれるので、毎日風呂に浸かるのが楽しみでした。

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