2022.9.12
今年で10周年を迎えるWISMが渋谷店を移転し、9/10にリニューアルオープン。過去へのリスペクトを忘れず常に新しい提案を続け、確固たる地位を築き上げてきた10年。渋谷店リニューアルを記念して準備されているアイテムたちは、そんな10年の軌跡を表現するにふさわしいラインナップになっている。
WISM 渋谷店リオープンのメインヴィジュアルを飾るのがANCELLM。ブランド初となる別注が今年初めにWISMで実現したのが記憶に新しい。第3弾別注となる今回はクラッシュスウェットへのカラー別注。裁断ではなく加工の穴になっているVネックや意図的にねじりを施したシルエット、わざと経年変化する染料を使ったプリントなど秀逸な加工技術は今回も健在で、ファッションとのバランスも絶妙。WISMの10周年を祝うにふさわしいスウェットだ。
WISMの盟友であるWILLY CHAVARRIAからは、ロングスリーブのコットンニットポロがリリース。WILLY CHAVARRIAで展開されているボーダー柄をベースにした2色と黒の無地1色の計3色の展開。WILLYならではのサイズバランスは健在。「ピッチは太いほど、男らしい」と言うウィリーの言葉を表現した一枚だ。
2021年にスタートし、現在・過去・未来の融合をコンセプトに据えるCITYCOUNTRYCITYからは完売必至のナイロンパンツが登場。前回リリース直後に完売したアイテムにWISMがカラー別注。カーキとライトブルーが今回のリオープン記念に花を添える。
WISMと同い年のdoublet。毎シーズン恒例になっているダブルネームTシャツが、今回はリオープンをモチーフにして登場。常に「人とは違うこと」「人が楽しくなること」に注力してきた両者の思いが表現されている。ここからどんなイメージを汲み取るか、それはあなたのこれまでの“経験”が答えを導き出すはずだ。
WISMがまたやってくれた。LAブランド*Better With AgeがWISM別注で日本デビューを果たした。同ブランドは古着のボディにプリントを施すと言う手法を用いて、全てが1点モノ。だからこそファッション業界におけるシーズンという既成概念は存在せず、リリースも不定期。まさに一期一会のアイテムだ。今回は前、後、左袖、右袖の全てを違う古着で繋ぎ合わせ、全面余すところなくプリントを施しているものをピックアップしている。
*Better With Ageに続いてのLAブランド、MADE WORN。こちらはボディの加工からプリントまで、全ての工程がオールハンドメイドだ。同ブランドではロックなプリントが人気を博しているが、WISMでは違うベクトルで商品をセレクト。MADE WORNの違った側面を見ることができるのが楽しい。
こちらも日本初展開となるカリフォルニア・ロングビーチ発のブランド、garden & seeds。SNSを見ると一目瞭然だが、アート、カルチャー、ライフスタイルに造詣が深く、品の良いストリートスタイルを提案している。WISMでは今回、キャップをセレクト。、独自の工法で作られており、オンラインでも完売が続いている大人気のアイテムだ。
キャットストリートで産声を上げてからの10年間は決して平坦ではなかったはずだ。紆余曲折ありながらも毎年、強力になっていく審美眼は国内でも唯一無二と言ってもいいだろう。これからのWISMに、今以上の期待を持って10周年をお祝いしよう。
【お問い合わせ先】
東京都渋谷区神宮前6-19-12 アオヤマビル1F
03-6418-5034
https://wism-tyo.jp/
FEATURE
2023.2.14
『90s(ナインティーズ)』。バブル崩壊後の日本に訪れたサブカルチャー成熟の時代は、今も昔も若者が惹かれる魅惑のコンテンツだ。様々なオリジナルが生まれた90sはファッション、とかくストリートファッションと縁深い。90s Dreamではそんな90年代にフィーチャーしたファッションアイテムを紹介する。紹介したアイテムは東京・池尻大橋のWARDROBE TREATMENT(ワードローブトリートメント)に展示しているので、この機会にぜひご覧いただきたい。
Edit by DETZ MATSUDA
Photo by KOTO SATO
Text by HARUYUKI TANIMOTO
GOOD ENOUGH THiS MACHiNE KiLLS FASCiST T-SH
「THiS MACHiNE KiLLS FASCiST(この機械はファシストを死なせる)」フォークソングの父と呼ばれるWoody Guthrieが自らのギターに刻んでいる著名なメッセージだ。WoodyはBob Dylanが敬愛するアーティストのひとりで、反体制派としても知られている。そんな彼のメッセージをUREIのミキサーと共にプリントし、カルチャーをクロスオーバーさせるセンスには流石にシビれる。デザインギミックが秀逸な1枚だ。
m&m STAR T-SH
村上俊実が主宰する内装集団“M&M CUSTOM PERFORMANCE”。裏原を代表するショップ『NOWHERE』をはじめ、名だたるストリートブランドショップ、カフェなどの内装、家具デザインを手掛けている。このTシャツはアパレルライン“m&m”のもの。UNRIVALEDとのコラボレーションモデルなどは巷で出回っているが、READYMADEで販売されたこのTシャツはオリジナルの限定販売。滅多にお目にかかれない代物だ。
GOOD ENOUGH END RACISM 1991 T-SH
GOOD ENOUGHの象徴的なデザインのひとつと数えられるEND RACISM Tシャツ。近年ではInfinite Archivesとのコラボレーションで復刻されている。ディレクターの藤原ヒロシが海外で目の当たりにした警察の不当な行いがデザインソースになっている。ストレートに表現されていることからメッセージ性が強烈で、他のデザインと比較してもインパクトは群を抜く。発売から30年たった今でも無くならない、人類永遠のテーマだ。
ELECTRIC COTTAGE Shawn Stussy T-SH
Fragment Designの前身ブランドである“ELECTRIC COTTAGE”。ブランド設立前に藤原ヒロシが構えていた事務所はMacやターンテーブルなどのDJ機材など、当時としてはハイテクな機材に溢れていた。その事務所に来て中の様子を見たShawn Stussyが放った言葉が「ELECTRIC COTTAGE」。そのままブランド名に採用するところがまた、粋だ。象徴的なショーンフォントが使われていることからも両人の親交の深さが窺い知れる。
GOOD ENOUGH K2 SEXY DYNAMITE TOUR Staff T-SH
藤原ヒロシがプロデュースを務めていた伝説のアイドル、小泉今日子が1991年に回っていたSEXY DYNAMITE TOUR のスタッフTシャツ。もちろん非売品だ。当時、スタッフは多くいたのだろうがその割には現在でも球数はほとんど無く、滅多に市場に出回らない激レアものだ。裏原フリークやGOOD ENOUGHラバーはもちろんだが、キョンキョンファンも喉から手が出るほど欲しいことだろう。是非ともWORDROBE TREATMENTでご覧いただきたい。
WARDROBE TREATMENT
https://aobadai.wardrobetreatment.jp/
究極のオーダーメイドクリーニングを実現するコンシェルジュストア。ワードローブトリートメントの旗艦店として目黒区青葉台に2018年4月にオープン。お客様がお持ちのアイテムへの愛着度を理解して、より最適な復元の提案ができるように洋服メンテナンスを熟知したコンシェルジュが直接お話を聞きながらカウンセリングを行うクリーニングストア。お客さまのお洋服1点1点のコンディションに合わせてオリジナルの洗浄工程を提案。日本随一を誇る特殊しみ抜き、それをささえる補色技術が好評を得ていることはもちろん60年以上の歴史を誇るプレスワーク、レザーアイテムのリペアなど各分野のスペシャリストが各工程を担当します。ワードローブトリートメントの洋服メンテナンスのこだわりを是非店頭で体現してください。
FEATURE
2022.12.26
『90s(ナインティーズ)』。バブル崩壊後の日本に訪れたサブカルチャー成熟の時代は、今も昔も若者が惹かれる魅惑のコンテンツだ。様々なオリジナルが生まれた90sはファッション、とかくストリートファッションと縁深い。90s Dreamではそんな90年代にフィーチャーしたファッションアイテムを紹介する。紹介したアイテムは東京・池尻大橋のWARDROBE TREATMENT(ワードローブトリートメント)に展示しているので、この機会にぜひご覧いただきたい。
Edit by DETZ MATSUDA
Photo by KOTO SATO
Text by HARUYUKI TANIMOTO
GOOD ENOUGH Robert Indiana HOMMAGE T-SH
胸にプリントされた「GDEH」は、現代美術家・Robert Indianaが手がけた「LOVE」のオマージュモチーフ。2016年にMEDICOM TOYとのコラボレーションで復刻した「GDEH」ペーパーウェイトが記憶に新しいが、同モチーフのプリントTシャツは中古市場でもほとんど流通していないプレミアだ。ボディはHanesのBEEFY-Tで、初期のGOOD ENOUGHを象徴する織りネームが付属している。
KEITH HARING Skatebord T-SH
1986年、Keith Haringのグッズを販売する店舗『Pop Shop』がニューヨークにオープンした。その後、東京・青山にもPop Shopはオープンするのだが、このTシャツは1990年前後にニューヨークで発売されていたものだ。胸にプリントされているイラストはNew York City Skatebords,Inc.の依頼で描かれたスケートデザイン。このイラストがプリントされたデッキも実際に販売されていた。ちなみに、山梨の中村キース・ヘリング美術館では再現されたPop Shopを体験できる。
GOOD ENOUGH Record T-SH
GOOD ENOUGHのTシャツを色々と紹介してきたが、これは最も初期となるプリントTシャツ。当時はMacの普及がまだ進んでいない時代。PCに頼ることができず、Skate Thingが手作業の版下作りから制作したという、今では考えられない制作過程を経たアイテムだ。初期アイテムの象徴でもある五線譜ロゴが首後ろに、初期仕様の織りネームが左袖に配されている。所有者がかなり少なく、希少価値が高い逸品だ。
NIKE Jordan Jumpman T-SH
NIKEがMichael Jordanの才能に惚れ、初代エア・ジョーダンが発売されたのが1984年。その後、ジョーダン人気が海を渡り、日本に伝播して熱を帯びる90年代初頭より少し前に発売されていたのがこのJumpman Tシャツだ。NYで発売され、ショーツとのセットになっていたというこのTシャツはかなり珍しいJumpman単独のプリント。大抵は”JORDAN”や”AIR”の文字と共にプリントされているので、この単独プリントがどれほど珍しいかわかるだろう。
GOOD ENOUGH GDEH HEINOUSLY T-SH
1994年に発売されたSkate ThingイラストのTシャツ。復刻されるほどの人気を誇るが、復刻モデルとはデザインが異なるオリジナルパターンがこれだ。バックプリントの一部に「75」という数字が出てくるが、これはGOOD ENOUGHでよく使われている番号。アルファベット順で『G』が7番目、『E』が5番目なので、75は”G”OOD “E”NOUGHを指す。当時のファッション、アート、カルチャーではアメリカナイズドのものが多く、このイラストもFBIモチーフになっている。
WARDROBE TREATMENT
https://aobadai.wardrobetreatment.jp/
究極のオーダーメイドクリーニングを実現するコンシェルジュストア。ワードローブトリートメントの旗艦店として目黒区青葉台に2018年4月にオープン。お客様がお持ちのアイテムへの愛着度を理解して、より最適な復元の提案ができるように洋服メンテナンスを熟知したコンシェルジュが直接お話を聞きながらカウンセリングを行うクリーニングストア。お客さまのお洋服1点1点のコンディションに合わせてオリジナルの洗浄工程を提案。日本随一を誇る特殊しみ抜き、それをささえる補色技術が好評を得ていることはもちろん60年以上の歴史を誇るプレスワーク、レザーアイテムのリペアなど各分野のスペシャリストが各工程を担当します。ワードローブトリートメントの洋服メンテナンスのこだわりを是非店頭で体現してください。
FEATURE
2022.11.4
『90s(ナインティーズ)』。バブル崩壊後の日本に訪れたサブカルチャー成熟の時代は、今も昔も若者が惹かれる魅惑のコンテンツだ。様々なオリジナルが生まれた90sはファッション、とかくストリートファッションと縁深い。90s Dreamではそんな90年代にフィーチャーしたファッションアイテムを紹介する。紹介したアイテムは東京・池尻大橋のWARDROBE TREATMENT(ワードローブトリートメント)に展示しているので、この機会にぜひご覧いただきたい。
Edit by DETZ MATSUDA
Photo by KOTO SATO
Text by HARUYUKI TANIMOTO
GOOD ENOUGH Circle G T-SH
ブランドの活動が終わっても人気が衰えず、むしろプレミアが付き入手困難になっている元祖裏原系ブランド・GOOD ENOUGH。首元のネームを見ると、ブランドタグの後ろにMADE IN U.S.A.のHanesタグが。そう、これは初期モデルの証。ブランドスタート当初はHanesのボディを使用したショートスリーブ、ロングスリーブのサークルロゴTシャツがリリースされている。背中のSKATE THINGのハンドイラストは2022年の今になっても色褪せない。
NIKE MICHAEL JORDAN×SPIKE LEE
Do you know T-SH
1991年にSpike Leeが手がけたエアジョーダンのCM。白黒の画作りとブラウン管を彷彿とさせるSEがレトロと呼ぶにふさわしいCMだが、このTシャツはそのSpike Leeとアメリカ航空宇宙研究所の教授とのやりとりがプリントされている。バックプリントの内容はその2人がJordanを見上げていることから、想像に難く無いだろう。1990年前後にLAのナイキタウンで販売されていたエアジョーダンのこのTシャツはフリーク垂涎の逸品だ。
A BATHING APE Beethoven T-SH
先日、BAPEから復刻モデルが発売されたので見たことがある人も多いかもしれない。発売当初から人気があったことの裏付けなのだが、これは独特なボディカラーのオリジナル。前述のGOOD ENOUGH同様、このTシャツも他社製ボディが使われている。U.S.A.メイドのボディにMade In JapanのBAPE 2代目タグがついているのはご愛嬌。実はコレ、マンガ「ピーナッツ」に登場するベートベンを崇拝するキャラクター・シュローダーをオマージュしている。
A BATHING APE APE SHALL NEVER KILL APE T-SH
胸に刻まれている「APE SHALL NEVER KILL APE」が首元の初代タグにも刺繍されている。ところでこのワード、猿の惑星が元ネタなのはご存知だろうか。NIGO®︎が猿の惑星に着想を得てスタートしたのがA BATHING APEなのだが、このセリフをモチーフにしたものがいくつかリリースされていることからBAPEにとって重要なワードであることを物語っている。刺繍にTINY PUNKSのTシャツの技法を用いていることも味わい深い。
BRUCE WEBER let’s get lost T-SH
ドラッグに溺れながらも復活を果たした後、原因不明の転落で人生の幕を下ろしたジャズミュージシャンでシンガーのチェットベイカー。彼の自伝的映画「Let’s Get Lost」はアカデミー賞にノミネートされるほどに。この映画の監督をしたのがそう、ブルースウェーバーだ。現在、様々なブランドで彼の作品のTシャツがリリースされているが、これはオリジナル。今や手に触れることさえ難しいTシャツをぜひWARDROBE TREATMENTで直に感じてもらいたい。
WARDROBE TREATMENT
https://aobadai.wardrobetreatment.jp/
究極のオーダーメイドクリーニングを実現するコンシェルジュストア。ワードローブトリートメントの旗艦店として目黒区青葉台に2018年4月にオープン。お客様がお持ちのアイテムへの愛着度を理解して、より最適な復元の提案ができるように洋服メンテナンスを熟知したコンシェルジュが直接お話を聞きながらカウンセリングを行うクリーニングストア。お客さまのお洋服1点1点のコンディションに合わせてオリジナルの洗浄工程を提案。日本随一を誇る特殊しみ抜き、それをささえる補色技術が好評を得ていることはもちろん60年以上の歴史を誇るプレスワーク、レザーアイテムのリペアなど各分野のスペシャリストが各工程を担当します。ワードローブトリートメントの洋服メンテナンスのこだわりを是非店頭で体現してください。
世田谷・奥沢より異彩を放つショップ VIVA STRANGE BOUTIQUE
街履きにも、もちろんスケートにも。『CHALLENGER × NB Numeric 440』がリリース!
Topologie初のフラグシップショップが、原宿にオープン。KOCHÉとのコラボスマホケースも!
濡れても平気。紐がなくたって平気。BEAMS × Clarks ORIGINALSの別注ワラビーブーツ
ミリタリーを思わせる、コヨーテの色味。BEAMS × GREGORYの名作が復刻!
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