FEATURE
2021.7.1
OUTSTANDING WEBがお届けする、レコメンドアイテム特集『The Best Choises of OUTSTANDING』。
そろそろ「夏」を確定せざるを得ない。天気予報を見れば、気温の欄には「26℃」や「28℃」がずらりと並んでいる。もう、明らかに夏だ。じめじめとした外気に幾ばくかの不快感を抱く昨今、やはり注目するのは「Tシャツ」だろう。OUTSTANDING WEB編集部がチョイスしたTシャツたちを、ぜひともお楽しみあれ。
あらゆるフォトTシャツに漂う、この “懐かしさ” の正体は何なのだろうか。あえてシンプルなデニムを合わせ、汗だくになって太陽を追いかけたあの頃のことを少し思い出してみたい。
ショーツを合わせて元気にまとめるのも乙かも。足元はレザーのサンダルでスタイルを品良く仕上げてみよう。また、スラックスで上品なムードを演出するのも良いだろう。あえてバスケットシューズでハズしてみるのも楽しそうだ。
「柄モノのTシャツ」となると真っ先に思い浮かぶのが、ボーダーT。
POP TRADING COMPANYのTシャツは、ブランド名にふさわしく突き抜けてポップなテイスト。一方UNUSEDによるレッドの一着は、鮮やかなカラーながらも、どこかシックな趣が感じられる。
細ピッチのボーダーが爽やかさを香らせる左の一着は、セレクトショップ・WISMがWEWILLに別注をかけて製作したTシャツ。あくまでクリーンに着こなしたいところだ。
比べて右のMISFITによる一着は、よりハツラツとしたデザインに仕上げられている。薄手のカーディガンなどを羽織りつつ、好バランスな着こなしを意識したい。
Tシャツの肝は、「主張性」だと信じる。それは時に、僕らの信条を表したり、嗜好を表したり、憧れを表したりするものである。そんなそれぞれの内なる想いをもっとも表現しやすいのは、きっとグラフィックTシャツだと思うのだ。
写真左、WKNDRSのTシャツは、みんな大好きハイ◯ツのパロディモノ。「白Tにケチャップをこぼしちゃった」といったあの無惨なシーンは、こうしてユニークな対処(?)を講じておきたい。
中央の『PARK DELI』は、フラワーやドライグッズ、スケートをコンセプトにしたニューヨークのショップだ。アメリカ全土からオーダーが入るほどの人気を集め、ユース世代を中心に賑わうホットスポットなのだそう。「あしらわれたモチーフをきっかけに情報をディグっていく」というのも、グラフィックTシャツの魅力なのかもしれない。
右のインパクト抜群な一着は、アウトドアブランド・HELLY HANSENによるもの。創業者のヘリー・ジュエル・ハンセンのグラフィックが大きくあしらわれている。身近な人から「それどこの?」と聞かれそうな、主張性を備えた一着だ。
グラフィックがもっとも際立つのは、ホワイトTシャツに違いない。
NIKE ACG、TANGTANGの “PAIN”、MOUNTAIN SMITHのブランドロゴがパッと目に入ってきては、大きなインパクトを残してくれるような。太陽のもとにパキッと映える潔いホワイトは、“夏の主戦力” と言っても過言ではないだろう。
海外の企業ロゴTシャツに対し、こんなにも心惹かれるのはなぜなのだろうか? それも、古着となればなおさらの話だ。
SONY、Zildjian(400年もの長い歴史を持つシンバルのブランド)、THE ELECTRICAL TRADES CENTER(アメリカのオハイオ州にある電気会社なのだそう)の企業ロゴがそれぞれプリントされている、良い意味で “飾り気のない” Tシャツたち。企業ロゴがプリントされているだけなのにも関わらず、なぜかグッと引き寄せられてしまう。
見たことのあるデザインであっても、古着ならではの “こなれ感” がスタイルに馴染んでくれる。企業ロゴTシャツは「古さのバランス」が肝要なのだ、と言い切ってみたいところだ。パリッとした新品でなく、あえてちょっと古めのものを選んでみるのが乙だろう、と。
ちなみに中央の『Dr.Martens Tee』は、言わずもがなイギリスのブランドによるアイテムだが、ボディはなぜかアメリカ製。その “語れるちぐはぐ感” のようなものも、古着の企業ロゴTシャツが持つ魅力のひとつと言えるかも。
少しばかり乱暴な表現かもしれないが、“変わりダネ” が醸す底知れない魅力に、人はいつもいつも弱い。
首にタオルが巻かれた(タオルを首から掛けて働く労働者から着想を得たのだとか!)beta postのTシャツ。バースデーケーキのプリントに刺繍糸が垂れ、しかもよく見れば「IT’S NOT BIRTHDAY TODAY(誕生日ではありません)」とあるdoubletのカットソー。3枚のTシャツのパーツを「一着」に仕上げた、Champion × BEAMSの3トーンTシャツ。
グラフィックTシャツの部分にて書いた “Tシャツの肝は、「主張性」だと信じる” にまさしくピッタリな、特大インパクトTシャツたちだ。
BEAMSのオリジナルブランド・VAPORIZEからは、Tシャツそのものを2枚ドッキングすることで1枚に仕上げたものを。“artisanal(技巧)” にふさわしいアレンジを施した一着だ。右のis-nessによるTシャツは、「インサイドアウト(裏返し)」のギミックを取り入れユニークなテイストに仕上げている。よく見ると変わりダネ、というバランス感も楽しいアイテムたちである。
【各お問い合わせ先】
alpha PR
03-5413-3546
東京都渋谷区神宮前2-6-7 神宮前ファッションビル 4F
Agitation Free Sangenjaya
https://www.instagram.com/agitationfree_sangenjaya/
BEAMS HARAJUKU
03-3470-3947
東京都渋谷区神宮前3-24-7
BETA Inc.(株式会社ベータ)
東京都中野区上高田5-45-9 IMAビル3F
http://edrobertjudson.com
https://betapost.jp
Oriens JOURNAL STANDARD SHIBUYA
03-5457-0700
GARDEN Jinnan Store
03-3770-5002
東京都渋谷区神南1-17-4 神南ビル3F
Pigsty 渋谷神宮前店
03-6427-3392
東京都渋谷区神宮前5-25-1 原宿MOEビルB1
417 EDIFICE SHIBUYA
03-5456-6971
東京都渋谷区神南1-15-5 神南プラザビル 1F
TEENY RANCH
東京都渋谷区神宮前2-19-16 HT神宮前ビル5F
03-6812-9341
WISM 渋谷店
03-6418-5034
東京都渋谷区神宮前5-17-20
スタンレーインターナショナル
03-3760-6088
ヘリーハンセン原宿店
03-6418-9669
東京都渋谷区神宮前5-27-8 LosGatos 1F
FEATURE
2022.12.26
『90s(ナインティーズ)』。バブル崩壊後の日本に訪れたサブカルチャー成熟の時代は、今も昔も若者が惹かれる魅惑のコンテンツだ。様々なオリジナルが生まれた90sはファッション、とかくストリートファッションと縁深い。90s Dreamではそんな90年代にフィーチャーしたファッションアイテムを紹介する。紹介したアイテムは東京・池尻大橋のWARDROBE TREATMENT(ワードローブトリートメント)に展示しているので、この機会にぜひご覧いただきたい。
Edit by DETZ MATSUDA
Photo by KOTO SATO
Text by HARUYUKI TANIMOTO
GOOD ENOUGH Robert Indiana HOMMAGE T-SH
胸にプリントされた「GDEH」は、現代美術家・Robert Indianaが手がけた「LOVE」のオマージュモチーフ。2016年にMEDICOM TOYとのコラボレーションで復刻した「GDEH」ペーパーウェイトが記憶に新しいが、同モチーフのプリントTシャツは中古市場でもほとんど流通していないプレミアだ。ボディはHanesのBEEFY-Tで、初期のGOOD ENOUGHを象徴する織りネームが付属している。
KEITH HARING Skatebord T-SH
1986年、Keith Haringのグッズを販売する店舗『Pop Shop』がニューヨークにオープンした。その後、東京・青山にもPop Shopはオープンするのだが、このTシャツは1990年前後にニューヨークで発売されていたものだ。胸にプリントされているイラストはNew York City Skatebords,Inc.の依頼で描かれたスケートデザイン。このイラストがプリントされたデッキも実際に販売されていた。ちなみに、山梨の中村キース・ヘリング美術館では再現されたPop Shopを体験できる。
GOOD ENOUGH Record T-SH
GOOD ENOUGHのTシャツを色々と紹介してきたが、これは最も初期となるプリントTシャツ。当時はMacの普及がまだ進んでいない時代。PCに頼ることができず、Skate Thingが手作業の版下作りから制作したという、今では考えられない制作過程を経たアイテムだ。初期アイテムの象徴でもある五線譜ロゴが首後ろに、初期仕様の織りネームが左袖に配されている。所有者がかなり少なく、希少価値が高い逸品だ。
NIKE Jordan Jumpman T-SH
NIKEがMichael Jordanの才能に惚れ、初代エア・ジョーダンが発売されたのが1984年。その後、ジョーダン人気が海を渡り、日本に伝播して熱を帯びる90年代初頭より少し前に発売されていたのがこのJumpman Tシャツだ。NYで発売され、ショーツとのセットになっていたというこのTシャツはかなり珍しいJumpman単独のプリント。大抵は”JORDAN”や”AIR”の文字と共にプリントされているので、この単独プリントがどれほど珍しいかわかるだろう。
GOOD ENOUGH GDEH HEINOUSLY T-SH
1994年に発売されたSkate ThingイラストのTシャツ。復刻されるほどの人気を誇るが、復刻モデルとはデザインが異なるオリジナルパターンがこれだ。バックプリントの一部に「75」という数字が出てくるが、これはGOOD ENOUGHでよく使われている番号。アルファベット順で『G』が7番目、『E』が5番目なので、75は”G”OOD “E”NOUGHを指す。当時のファッション、アート、カルチャーではアメリカナイズドのものが多く、このイラストもFBIモチーフになっている。
WARDROBE TREATMENT
https://aobadai.wardrobetreatment.jp/
究極のオーダーメイドクリーニングを実現するコンシェルジュストア。ワードローブトリートメントの旗艦店として目黒区青葉台に2018年4月にオープン。お客様がお持ちのアイテムへの愛着度を理解して、より最適な復元の提案ができるように洋服メンテナンスを熟知したコンシェルジュが直接お話を聞きながらカウンセリングを行うクリーニングストア。お客さまのお洋服1点1点のコンディションに合わせてオリジナルの洗浄工程を提案。日本随一を誇る特殊しみ抜き、それをささえる補色技術が好評を得ていることはもちろん60年以上の歴史を誇るプレスワーク、レザーアイテムのリペアなど各分野のスペシャリストが各工程を担当します。ワードローブトリートメントの洋服メンテナンスのこだわりを是非店頭で体現してください。
FEATURE
2022.11.4
『90s(ナインティーズ)』。バブル崩壊後の日本に訪れたサブカルチャー成熟の時代は、今も昔も若者が惹かれる魅惑のコンテンツだ。様々なオリジナルが生まれた90sはファッション、とかくストリートファッションと縁深い。90s Dreamではそんな90年代にフィーチャーしたファッションアイテムを紹介する。紹介したアイテムは東京・池尻大橋のWARDROBE TREATMENT(ワードローブトリートメント)に展示しているので、この機会にぜひご覧いただきたい。
Edit by DETZ MATSUDA
Photo by KOTO SATO
Text by HARUYUKI TANIMOTO
GOOD ENOUGH Circle G T-SH
ブランドの活動が終わっても人気が衰えず、むしろプレミアが付き入手困難になっている元祖裏原系ブランド・GOOD ENOUGH。首元のネームを見ると、ブランドタグの後ろにMADE IN U.S.A.のHanesタグが。そう、これは初期モデルの証。ブランドスタート当初はHanesのボディを使用したショートスリーブ、ロングスリーブのサークルロゴTシャツがリリースされている。背中のSKATE THINGのハンドイラストは2022年の今になっても色褪せない。
NIKE MICHAEL JORDAN×SPIKE LEE
Do you know T-SH
1991年にSpike Leeが手がけたエアジョーダンのCM。白黒の画作りとブラウン管を彷彿とさせるSEがレトロと呼ぶにふさわしいCMだが、このTシャツはそのSpike Leeとアメリカ航空宇宙研究所の教授とのやりとりがプリントされている。バックプリントの内容はその2人がJordanを見上げていることから、想像に難く無いだろう。1990年前後にLAのナイキタウンで販売されていたエアジョーダンのこのTシャツはフリーク垂涎の逸品だ。
A BATHING APE Beethoven T-SH
先日、BAPEから復刻モデルが発売されたので見たことがある人も多いかもしれない。発売当初から人気があったことの裏付けなのだが、これは独特なボディカラーのオリジナル。前述のGOOD ENOUGH同様、このTシャツも他社製ボディが使われている。U.S.A.メイドのボディにMade In JapanのBAPE 2代目タグがついているのはご愛嬌。実はコレ、マンガ「ピーナッツ」に登場するベートベンを崇拝するキャラクター・シュローダーをオマージュしている。
A BATHING APE APE SHALL NEVER KILL APE T-SH
胸に刻まれている「APE SHALL NEVER KILL APE」が首元の初代タグにも刺繍されている。ところでこのワード、猿の惑星が元ネタなのはご存知だろうか。NIGO®︎が猿の惑星に着想を得てスタートしたのがA BATHING APEなのだが、このセリフをモチーフにしたものがいくつかリリースされていることからBAPEにとって重要なワードであることを物語っている。刺繍にTINY PUNKSのTシャツの技法を用いていることも味わい深い。
BRUCE WEBER let’s get lost T-SH
ドラッグに溺れながらも復活を果たした後、原因不明の転落で人生の幕を下ろしたジャズミュージシャンでシンガーのチェットベイカー。彼の自伝的映画「Let’s Get Lost」はアカデミー賞にノミネートされるほどに。この映画の監督をしたのがそう、ブルースウェーバーだ。現在、様々なブランドで彼の作品のTシャツがリリースされているが、これはオリジナル。今や手に触れることさえ難しいTシャツをぜひWARDROBE TREATMENTで直に感じてもらいたい。
WARDROBE TREATMENT
https://aobadai.wardrobetreatment.jp/
究極のオーダーメイドクリーニングを実現するコンシェルジュストア。ワードローブトリートメントの旗艦店として目黒区青葉台に2018年4月にオープン。お客様がお持ちのアイテムへの愛着度を理解して、より最適な復元の提案ができるように洋服メンテナンスを熟知したコンシェルジュが直接お話を聞きながらカウンセリングを行うクリーニングストア。お客さまのお洋服1点1点のコンディションに合わせてオリジナルの洗浄工程を提案。日本随一を誇る特殊しみ抜き、それをささえる補色技術が好評を得ていることはもちろん60年以上の歴史を誇るプレスワーク、レザーアイテムのリペアなど各分野のスペシャリストが各工程を担当します。ワードローブトリートメントの洋服メンテナンスのこだわりを是非店頭で体現してください。
NEWS
2022.3.25
ニューヨークを代表するグラフィックアーティスト、FUTURAとのコラボレーションブーツを発表したDr. Martens。 発売前日の2月25日には、表参道・Dr. Martens SHOWROOM TYOにて、その誕生を祝うパーティーが開かれた。そこに訪れたファッション関係者をキャッチ!
パーティーでは、ラッパーのアナーキーのスペシャルライブパフォーマンスも実施。
SHOKIさん/美容師
【Instagram】
@shokisuzuki
【コメント】
昔から大好きなFUTURAとのコラボレーションは激アツ! 絶対にGETしたいです。
江川“YOPPI”芳文さん/Hombre Niño ディレクター
【Instagram】
@yoshifumiegawa
【コメント】
1460 FUTURA EMB 8 ホール ブーツの刺繍が良いと思います。
DAIDAIさん/PALEDUSKギター(左) AITOさん/PALEDUSKボーカル(右)
【Instagram】
@ daidai_paledusk
@kaito_paledusk
【コメント】
Dr.Martens SHOWROOM TYOの音が良いし、ケータリングの食事も美味しくて、最高のイベントです。(DAIDAIさん)
ファッションや音楽、アートなどのカルチャーを通じて、人がリンクする空間が楽しいです。(KAITOさん)
Kazaneさん/フリースタイルフットボーラー(左) Kengoさん/フリースタイルバスケットボーラー(右)
【Instagram】
@kazaneflowerboy
@ken5_fsbb
【コメント】
Dr.Martensが大好きです。今回のFUTURA LABORATORIESも、期待を裏切らないコラボレーションでした。(Kazaneさん)
Dr.Martens SHOWROOM TYOでは、コラボレーションのアーカイブが見られるのがいいですね。(Kengoさん)
Mikitoさん/古着屋スタッフ(左)
多田晴哉さん/モデル(右)
【Instagram】
@mikito.m_777
@ilac_acael
【コメント】
Dr.Martens SHOWROOM TYOに来ると、Dr.Martensが欲しくなります。音も良くて、カッコいいショップです。(Mikitoさん)
さまざまなブランドとコラボレーションしたモデルを見れたのがよかったです。全部見え方が違っていて、カッコいい。(多田晴哉さん)
SIVAさん/MUZEディレクター・デザイナー
【Instagram】
@siva0516
【コメント】
昔からFUTURAが好きなので、嬉しいコラボレーションです。あのフォントを刺繍で表現しているのがいいですね
小木“Poggy”基史さん
【Instagram】
@poggytheman
【コメント】
Dr.Martens SHOWROOM TYOは、ショップでありながらカルチャーを発信する貴重な場所でもあると思います。M&M Custom Performanceが手掛けた内装がカッコいいです
ミリタリーを思わせる、コヨーテの色味。BEAMS × GREGORYの名作が復刻!
水沢ダウンの新しい試みに注目のDESCENTE ALLTERRAIN 22FWコレクション
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